コラム

「きっかけ」について

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みなさんこんにちは。随分久しぶりの更新です。
危うく1年間コラムを更新できずに放置してしまうところでした????

昨年は、なんだかあっという間に過ぎてしまいました。
いくつかホームページ用にコラムを書いていたのですが、いつも最後まで書ききれず、後でまた書こうと思っているうちに次々季節も移り変わり、何を書いていたか忘れ・・
そうこうしているうちに年が明けてしまいました。

ご挨拶が大変遅くなってしまいましたが、本年もどうぞよろしくお願い致します。

ここ最近で、私の住んでいる地域は、急に冷え込みと風雪の勢いが強くなりました。
年末年始なんてほとんど雪降ってなかったのですが。

まったく・・寒くて嫌だなぁ・・と思いながらも、
やっぱり冬はこうでなくちゃ!という、妙な道産子の血が騒いだりもします。
大雪の後、1~2時間雪かきをすると、次の次の次の日くらいに腰や腕や首回りに筋肉痛が襲ってきて、そんな時にしみじみと老いを感じます。

今回は「きっかけ」について書こうと思います。
何かを始めるきっかけ、行動や思考が変化するきっかけは、とても様々だと思います。

私が音楽に興味を持ち始めたのは、おそらく4歳くらいの頃だったと思うのですが・・。
「こどもの童謡」という、レコードが何枚かセットになっているものがたまたま家にあって、毎日のように自分でレコードをかけて聴いていて、今でも曲の順番などを記憶しています。
今思えば、歌詞カードを見ながら歌を聴いているだけだったのですが、きっと楽しかったのでしょうね。

鍵盤(電子オルガン)に興味を持ったのは5歳の時。いとこのお姉ちゃんがエレクトーンを習っていて、家に遊びに行った時に弾いているのを聴いて「かっこいい~」と衝撃を受け、憧れを抱いたことがきっかけでした。

「お姉ちゃんみたいに弾けるようになりたい!」と、その時沸き起こった気持ちが、今私がやっていることに繋がっているんだなぁと思ったら、
「きっかけ」って一瞬だけど、それが繋がって道になったんですね。
どこかの偉人の名言にもあったような・・。

日常の中で起こる、ある出来事が、ある人にとっては行動を起こすきっかけとなり、その行動がその人の人生を左右する・・。世界的に有名な音楽家や芸術家、スポーツ選手や研究家など、その道を極めた人たちだって、ほんとの初めは何も知らない素人なんですよね。

そう考えると、きっと小さいお子様には、家の中で椅子にじっと座らせて勉強させるより、どんどん外に連れ出して色んなものに触れさせ、おもしろい!かっこいい!私もやってみたい!そう感じる一瞬を作ってあげることが大切なんだと思います。

と言っても、親の「ウチの子こうなってほしい願望」を押し付けて、お子様の「私はこれがやりたい」という気持ちを、無視するような形になってしまっては台無しですね。

お子様は一人ひとりに違った個性があり、何が好きか、どんなことに興味を持つかは本当に千差万別です。
だからこそお子様の、心ワクワクドキドキときめいている時の表情や行動、
「今、楽しいです!」と感じている瞬間を見逃さないであげることが肝心だと思います。

そしてお子様だけじゃなく、幾多の試練を乗り越えた大人になってからでも。

例えば、今日も一日忙しかったなぁ・・やれやれ明日も仕事かよ・・と、ビールを飲みながらふとテレビをつけた時に、ピアノを弾いているアーティストが出ていたとします。

「おぉーいいなぁ。ピアノってやっぱかっこいいよなぁ」と、思い、
「こんな風に弾けたら楽しいだろうなー」と・・、

そこから行動を起こすか。
「まぁでも忙しいし、今更こんなの無理だよ」と、
その気持ちに蓋をして、またいつもと変わらない毎日を過ごすか。
どちらを選ぶ?じゃないですが(^^)/
こんな風に「きっかけ」との出会いは日々の生活に、ふっと訪れてくれます。

(そんなカッコいいことを言いながらも、私も実は出不精で極度の小心者なので・・
新しい世界への一歩を踏み出すには、かなりの勇気と思い切りを要するのですが。笑)

これからも、時々訪れてくれるかもしれない何かを始める「きっかけ」。
どんなに歳をとっても、その出会いの瞬間にときめく気持ちを大切にしたいです。
そんな生き方ができれば、きっと毎日楽しいと思います。

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